このSSはソーニャが試練失敗から迷宮にてエミリオを奪還するまでの間の出来事を綴っています。
この前後の内容についてはこちらをご参照下さい。
小笠原ゲーム強制イベント編
世界忍者国小笠原慰安旅行ログ1
世界忍者国小笠原慰安旅行ログ2
世界忍者国小笠原慰安旅行ログ3
地の母の迷宮B18F(ゴブリンをキルゾーンに誘い込んで倒す)
地の母の迷宮B19F(無数の敵相手にどう戦う?)
地の母の迷宮B20F(メタルリーフ発見か?)
地の母の迷宮B21F・前編(絶体絶命の危機、ソコへ現れたのは)
地の母の迷宮B21F・後編(そして…………)
某日、世界忍者の慰安旅行中にかかって来た玖珂ミチコの電話より
ミチコ:「私とロジャーは無理そうね。今地下28階。寒いの通り越して暑くなってきたところ」
ミチコ:「ロジャー、みつかったわ! アルカランドの紋章よ。エミリオをよんで頂戴っ!」
それから小一時間ほど
ミチコ:「多分、これが最後の電話よ……」
ミチコ:「電池がないの」
ミチコ:「エミリオは元気よ。ここにいる」
ソーニャ :「ホントですか!」
ぴこ、ぴこと音がなりはじめた。
ミチコの電話:「(聞こえる?、ソーニャ)」
ソーニャ :「は、はい!?」
ミチコの電話:「(もう、なんでここにいるのか全然分からないよ!結婚式も近いのに!)」
ソーニャ > 「スリルを楽しんでいるみたいね。安心したわ、しばらく待ってて迎えに行くから」
ミチコの電話からソーニャを非難する少年の声が聞こえたが、電話は切れた。最後に聞こえたのは銃声だ。
/*/
無事である事を喜んだのもつかの間、エミリオの結婚式と言うセリフに気持ちが沈んだ、結局口を次いで出た言葉はどうにもしまらないもので、言った後激しく後悔していた。
ソーニャは思う、仕事だからでドコの誰とも分からない相手と結婚する事にエミリオは何も感じていないのだろうか、そんな自分の身一つ自由にならない境遇が悲しかった。なんとかしてあげたい、そしてもっと自由になって欲しいと願っている。いっそ攫って一緒に旅をして回ってみたらどうだろう?
だがしかしソレは一方的にソーニャが思っている事だ。実際にはそんな事よりも、振り向いて欲しい、抱きしめてもらいたい、側に居たい、そんな自分の欲望を満たしたいだけなのではないだろうか?そう思うととたんに自分自身の考えに罪悪感を覚えたり、失望したりする、ソーニャは自分が思っているより独占欲が強くワガママな女なのかもしれないと。そう言う時は決まって世界が色あせて見えた。しかしそれでも、エミリオの顔がすぐに浮かんできて同じ思いを繰り返し再びどうしようもない気分になるのであった。
とまぁ、ここ数日うだうだ悩んでいたりもしたが最終的にソーニャは上記の件については盛大に開き直って、「ええい、もう攫ってから考えよう!」という実に短絡的な結論に漂着した、元来陽気で頭がすっからかんなソーニャが数日悩んだだけでもある意味凄い事だったのだ。
そこからは早いもので、早速ダンジョンアタックの準備に入り始めた。正直言うとダンジョンは過去に色々あったせいか苦手だったりもするのだが、エミリオがそこにいるなら行くしかないという意思の強さが、苦手意識を、にんじんが苦手くらいのレベルまで押し下げていた。
早速情報収集を開始………
先に青森を助け出すためにダンジョンに潜ったりんくさんの元を訪ねる。りんくさんは病院にいた、薬で眠る青森のベッドの横でリンゴを剥いている最中だった。
ソーニャ:「やっほー、りんくしゃん青森さん救出おめでとう!」
りんく:「うん、そーにゃちゃんありがとう」
ソーニャ:「大活躍だったみたいね、聞いた話だと色々面白い事になったんだって?(笑)」
りんく:「ノーコメントで」(赤面)
ソーニャ:「うふふふふ、マウス・トゥー………」
りんく:「医療行為です。」
ソーニャ:「えー(笑)」
りんく:「医 療 行 為 です!」
ソーニャ:「あははは、ゴメン、ゴメン!」
りんく:「そうでも思わないと、恥ずかしくて死にます…(*ノノ)」
ソーニャ:「いやぁ、それにしてもホントよかった、青森さん、早く治るといいね」
りんく:「うん、つきっきりで看病してるの、うさぎりんごを剥いてあげたいんですよ」
ソーニャ:「愛の看病ねぇ………いいなぁ、そして青森さんに「あ~ん」とかして上げるんでしょ」
りんく:「嫌がらせっぽくしてやります、心配かけさせた罰です」
ソーニャ:「なるほど、バツが悪いわね青森(笑)りんくしゃんから逃げて来たら助けられて介護される始末!」
りんく:「添い寝もしてやろうかと…」
ソーニャ:「マジで!?」
りんく:「って、さすがにそこまではできませんが」(赤面)
ソーニャ:「今聞いた、確かに聞いた、録音した!」
りんく:「ろ、録音されてた!?」
ソーニャ:「ふははははは、これは美味しいネタね応援しているわよ!皆にも教えて来るから~」
りんく:「ちょ、ちょっとそーにゃちゃん!?」
看護士:「あの、病室内で騒がないで下さい」
流石に怒られた……
ソーニャ:「まぁ正直、それくらいやってもいいと思うけどな~」
りんく:「ところで、そーにゃちゃん何しに来たの?」(汗)
ソーニャ:「は、そうだった大事な事を忘れてたわ」
かくしてソーニャはダンジョンについて情報提供を受け、エミリオを迎えに行くというか攫いに行く準備を始めたのだった。
この前後の内容についてはこちらをご参照下さい。
小笠原ゲーム強制イベント編
世界忍者国小笠原慰安旅行ログ1
世界忍者国小笠原慰安旅行ログ2
世界忍者国小笠原慰安旅行ログ3
地の母の迷宮B18F(ゴブリンをキルゾーンに誘い込んで倒す)
地の母の迷宮B19F(無数の敵相手にどう戦う?)
地の母の迷宮B20F(メタルリーフ発見か?)
地の母の迷宮B21F・前編(絶体絶命の危機、ソコへ現れたのは)
地の母の迷宮B21F・後編(そして…………)
某日、世界忍者の慰安旅行中にかかって来た玖珂ミチコの電話より
ミチコ:「私とロジャーは無理そうね。今地下28階。寒いの通り越して暑くなってきたところ」
ミチコ:「ロジャー、みつかったわ! アルカランドの紋章よ。エミリオをよんで頂戴っ!」
それから小一時間ほど
ミチコ:「多分、これが最後の電話よ……」
ミチコ:「電池がないの」
ミチコ:「エミリオは元気よ。ここにいる」
ソーニャ :「ホントですか!」
ぴこ、ぴこと音がなりはじめた。
ミチコの電話:「(聞こえる?、ソーニャ)」
ソーニャ :「は、はい!?」
ミチコの電話:「(もう、なんでここにいるのか全然分からないよ!結婚式も近いのに!)」
ソーニャ > 「スリルを楽しんでいるみたいね。安心したわ、しばらく待ってて迎えに行くから」
ミチコの電話からソーニャを非難する少年の声が聞こえたが、電話は切れた。最後に聞こえたのは銃声だ。
/*/
無事である事を喜んだのもつかの間、エミリオの結婚式と言うセリフに気持ちが沈んだ、結局口を次いで出た言葉はどうにもしまらないもので、言った後激しく後悔していた。
ソーニャは思う、仕事だからでドコの誰とも分からない相手と結婚する事にエミリオは何も感じていないのだろうか、そんな自分の身一つ自由にならない境遇が悲しかった。なんとかしてあげたい、そしてもっと自由になって欲しいと願っている。いっそ攫って一緒に旅をして回ってみたらどうだろう?
だがしかしソレは一方的にソーニャが思っている事だ。実際にはそんな事よりも、振り向いて欲しい、抱きしめてもらいたい、側に居たい、そんな自分の欲望を満たしたいだけなのではないだろうか?そう思うととたんに自分自身の考えに罪悪感を覚えたり、失望したりする、ソーニャは自分が思っているより独占欲が強くワガママな女なのかもしれないと。そう言う時は決まって世界が色あせて見えた。しかしそれでも、エミリオの顔がすぐに浮かんできて同じ思いを繰り返し再びどうしようもない気分になるのであった。
とまぁ、ここ数日うだうだ悩んでいたりもしたが最終的にソーニャは上記の件については盛大に開き直って、「ええい、もう攫ってから考えよう!」という実に短絡的な結論に漂着した、元来陽気で頭がすっからかんなソーニャが数日悩んだだけでもある意味凄い事だったのだ。
そこからは早いもので、早速ダンジョンアタックの準備に入り始めた。正直言うとダンジョンは過去に色々あったせいか苦手だったりもするのだが、エミリオがそこにいるなら行くしかないという意思の強さが、苦手意識を、にんじんが苦手くらいのレベルまで押し下げていた。
早速情報収集を開始………
先に青森を助け出すためにダンジョンに潜ったりんくさんの元を訪ねる。りんくさんは病院にいた、薬で眠る青森のベッドの横でリンゴを剥いている最中だった。
ソーニャ:「やっほー、りんくしゃん青森さん救出おめでとう!」
りんく:「うん、そーにゃちゃんありがとう」
ソーニャ:「大活躍だったみたいね、聞いた話だと色々面白い事になったんだって?(笑)」
りんく:「ノーコメントで」(赤面)
ソーニャ:「うふふふふ、マウス・トゥー………」
りんく:「医療行為です。」
ソーニャ:「えー(笑)」
りんく:「医 療 行 為 です!」
ソーニャ:「あははは、ゴメン、ゴメン!」
りんく:「そうでも思わないと、恥ずかしくて死にます…(*ノノ)」
ソーニャ:「いやぁ、それにしてもホントよかった、青森さん、早く治るといいね」
りんく:「うん、つきっきりで看病してるの、うさぎりんごを剥いてあげたいんですよ」
ソーニャ:「愛の看病ねぇ………いいなぁ、そして青森さんに「あ~ん」とかして上げるんでしょ」
りんく:「嫌がらせっぽくしてやります、心配かけさせた罰です」
ソーニャ:「なるほど、バツが悪いわね青森(笑)りんくしゃんから逃げて来たら助けられて介護される始末!」
りんく:「添い寝もしてやろうかと…」
ソーニャ:「マジで!?」
りんく:「って、さすがにそこまではできませんが」(赤面)
ソーニャ:「今聞いた、確かに聞いた、録音した!」
りんく:「ろ、録音されてた!?」
ソーニャ:「ふははははは、これは美味しいネタね応援しているわよ!皆にも教えて来るから~」
りんく:「ちょ、ちょっとそーにゃちゃん!?」
看護士:「あの、病室内で騒がないで下さい」
流石に怒られた……
ソーニャ:「まぁ正直、それくらいやってもいいと思うけどな~」
りんく:「ところで、そーにゃちゃん何しに来たの?」(汗)
ソーニャ:「は、そうだった大事な事を忘れてたわ」
かくしてソーニャはダンジョンについて情報提供を受け、エミリオを迎えに行くというか攫いに行く準備を始めたのだった。
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