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geihinnkan.png


以下の様なマンガの構成を希望します。


以下の様なマンガの構成を希望します。(技族一人につき二つのパートを受け持つという形)
・外観見学&歴史紹介
・中庭の紹介&中庭の利用方法
・内観の紹介&香水塔の紹介
・迎賓館の機能について
・セキュリティの案内(今日子に案内させるとか面白そう?)
・利用案内

各項目毎に一枚ずつ



文族の方へマンガ用シナリオの流れについて
例:ソーニャとエミリオで外観見学&歴史紹介
一コマ目
描写:背景、迎賓館の前で正面を向いた状態で並んで立っている
「どもーソーニャです!今日はエミリオと一緒に宰相府の迎賓館リポートにやってきましたー!」
「うん、よろしく僕たちは外観の担当だったね」

二コマ目
描写、迎賓館の外観のみ
「へぇ、結構年期の入った建物みたいだね、手入れもいいみたいだし別荘によさそうだ」
「ええ、なんでも建国当初の100年前から存続する由緒ある建物だそうよ(エミリオこれで別荘とかいってのけるんだ………)」

三コマ目
描写、上からの見取り図
「ちなみに上から見ると中庭を囲む様な形の四角形になってるわ、これは中庭の植物を砂嵐から保護するためらしいわよ」
ワンポイントメモ:
中庭は半透明半球型のドームで覆われていて日差し対策を行なっている、詳しくは中庭の解説にて!

四コマ目
描写、照りつける太陽と見渡す限りの砂漠を眺めるエミリオの後頭部
「なるほど、でもどうしてこんなへんぴな所にあるの」

五コマ目
描写、腕を組んで得意げな今日子
「ふふ~ん、ソレについては私から説明しようじゃないの」
下段の四角枠に、『宰相府騎士団:今日子氏』

六コマ目
描写、迎賓館側から敵が丸見えという感じの簡単なイメージ図、それを眺めながらなるほど~と呟くソーニャ達の後ろ姿
「ま、端的に言えば侵入者対策ね」
「へんぴな場所にあるからここに来る事自体が難しいってのと」
「ついでに見通しもいい場所だから見張りもしやすいっつー理由からなのよ」

七コマ目
描写、質問するエミリオと余裕顔の今日子
「でもこれだと逆に相手からも位置わかるよね、遠距離から施設ごと破壊する気で撃って来たらどうするの?」
「ふふ、勿論その辺は対策済みに決まってるじゃん、ま、それはセキュリティの方で説明しよっか」

セキュリティ案内へ続く
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2008.02.25 Mon l 迎賓館 l top ▲
・西国人の風土に準拠している

・迎賓館がどんな設備であるか?
他国の賓客などを歓待するところである

・そのために必要な機能
食堂(パーティーホール)…迎賓館の食堂は、いくつかある。その中でも、賓客との会食用の食堂は、贅が尽くされている。深い赤の絨毯が敷き詰められ、黒檀のテーブルにレースや刺繍が施された純白のテーブルクロス。壁は明るめの木で、天井からはシャンデリア。

ダンスホール…大理石の床。食堂よりも広い。楽団が音楽を奏でるための壇が設けられている。明かりは随所に設けられ、華やかな空気を出している。休憩するための椅子が設けられており、そこで歓談できる。

シェフ・厨房:宰相府には総料理長以下、伝説の美食ハンターにスカウトされたシェフが多数在籍しており、迎賓館については平時5名(週番制)で運営されている。貴賓の来訪時はその規模に応じて最大30名体制で運営する事が可能な調理スペースと食材保管庫が整えられている。また近年では貴賓の趣向に合せたシェフを招聘して運営する場合もある。食材については基本的にそろえられない物はなくどのようなオーダーにも対応出来る体制作りに余念がない。

中庭:宰相府の中庭は非常に広いスペースを有しており、パーティスペースやコンサート、映画上映、記者会見などに用いられる事もある。また、庭内は国内外から取り寄せた様々な樹木や、花で彩られている。これら樹木の管理のため庭全体を半透明のドームで覆い光量と温度の調整がされている

ドレッサールーム・理髪店:各国から招待した貴賓が、会見、会談、会食等に出る際の身だしなみを整えるためこのような施設も何気なく存在している、勿論一流の仕立て師と理容・美容師が常駐している

【美術品展示スペース】
迎賓館の一階にある美術品の展示スペース。宰相府藩国建国の時から少しずつ集められたものばかりで、百年という歴史を感じさせる。なお、常設してあるものは基本的に保存の為にガラスケースに入れられている。

【衛兵(セキュリティ)】
迎賓館の警護は宰相府騎士団が行うが、五名しかいないため補佐役として存在する兵士。宰相府騎士団ではないが、護衛のI=Dなどのコパイなども務める。ちなみに、宰相府=女の園の方程式に漏れず全員が女性(バトルメード)である。

【ベッド・控え室・おつきの宿泊施設】
迎賓館は会談の場であると同時に賓客をもてなすための宿泊施設が充実している。控え室は寝室と隣接しており、控え室の隣はお付の人々の宿泊施設となっている。また、迎賓館の地理的問題(すぐに駆けつけられない)から医務室も付近に存在する。

【使用人・給湯室】
迎賓館の使用人は、ほぼ全員が衛兵も兼ねたバトルメードで構成されている。
これは通常時の宰相府騎士団以外の護衛戦力を無駄に待機させないためのものでもある。
普段は各スペースに隣接した給湯室でのお茶の用意や各所の掃除などを行っている。

【吟遊詩人(芸人、芸者)】
宰相府藩国お抱えの芸者たちの総称。交響楽団などのグループを指す場合もある。藩国外の人物(逗留人物が連れてきた人々など)の場合もあり、その場合は宰相府騎士団による念入りなチェックが行われる。

打ち合せ・会談スペース:通常の会談室に加えて、非公式会談の場合の厳重なセキュリティが施された会談室も存在する。また記者会見等では規模に応じて中庭を利用する場合もある。

高級な調度品:廊下、客室、食堂等あらゆる場所にさりげなく置かれた花瓶や壷、置物、椅子、ソファ、テーブル等は、いずれも国内産の逸品である。月ごとにこれらの配置や品が変わっている事から迎賓館内には相当数のコレクションがあると思われる。

・迎賓館のセキュリティ
宰相府騎士団が警護を行なう
I=Dはノーマルゴールデンが配備されている。
セプテントリオン対策のため、一般開放はされていない
シェルター:迎賓館を訪れる人々は重要人物に属する事が多いためシェルターが用意されている。シェルターには迎賓館と変わらぬ生活を送れるように、内部生産施設が設けられている。このため長期間の避難生活が可能で、国外脱出が出来ない際の避難場所としても機能する。

・迎賓館の景観について
洋館2階建て:宰相府は洋館の二階建てで正面から見ると左右対称な外観間取りで、中庭を有するため上から見るとロの字に見える建物である。ロビーは吹き抜け、中央に大階段とシャンデリアが飾られている。
http://www.geocities.jp/akitasaisei/kinndai.html(参考資料)
*註:外観については協議の必要アリ

部屋数:37部屋+2部屋(シェルターと格納庫を指す)主だった部屋、応接室、会談の間、非公式会見場、テラス、談話室、食堂、パーティルーム、厨房、ダンスフロア、映写室、控え室、電話室、給仕室、警備員詰め所、貴賓寝所、大浴場、美術品展示室、美術品収蔵室、ドレッサールーム、理髪店ect

【周囲は砂漠に囲まれている】
セキュリティ上の問題から、迎賓館は砂漠地の真ん中に存在している。
遮蔽物が無いというのは敵性目標に対しての目視や攻撃がしやすいからだ。
反面、あまりに何もないため外を見る面白味が無いという問題もある。

・交通機関は車のみ
迎賓館にはヘリポートなどの設備が存在しない。そのため、交通機関は車のみである。迎賓館に到来する車は物資を運ぶ車であっても全て事前に申請を出さなければならない。申請のない車両は全て敵性目標とみなされ、場合によっては破壊される。

・宰相府立国当初からあり100年の歴史を持っている…宰相府立国の当初から、迎賓館はあった。その歴史は実に100年。当時の装飾・建築技術の粋を集めた荘厳にして華麗なる建築物である。内部の柱、調度品や天井部分の装飾などに歴史を感じさせる。

・中庭はパーティスペースやコンサート、映画上映、記者会見などやるので、割と大きい…中庭は迎賓館の内部にある庭の中でも最も広く、陽の光が降り注ぎ、数々の花や木や緑に覆われている。賓客をもてなすガーデンパーティ、記者会見などが行われる部分は明るめのグレーの石畳や芝生となっており、椅子や各種機材が設置できる。

・花や木は多彩…宰相府に植えられている植物は多彩で、四季おりおりの花や木が集められている。常に庭は花、緑で覆われている。
参考;東京庭園美術館(URL:ttp://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html)


・特徴的な展示物
・香水塔…迎賓館の特徴的美術品であり、杯を模した美しいフォルムの塔から常に香水が噴水の如く流れている。香水が苦手な人でも楽しめるよう、花の香りの薄めの香水である。香水は季節により変わる。それぞれの季節を思わせる花の香りである。
参考;東京庭園美術館(URL:ttp://www.aromageur.com/2006/0603/culture.html)

・利用目的等
外交使節の大部分がここを使うが、最近はホテルを利用する例も多く、ハイマイル区画のホテルを、迎賓館代わりに使うことがある。
それは周囲が砂漠に囲まれていてなにもない為である。
同時にホテルの方が迎える人の趣味を見て決められるためである。
その場合宿泊費用は一人一泊100マイル
利用者は通常の外交以外では、やんごとなき身分の人がリゾートで遊びに来る際に利用するケースもある。黒麒麟藩国の藩王や、帝国の皇帝等がその筆頭に挙げられている。
2008.02.25 Mon l 迎賓館 l top ▲
geihinnkan.png


イラストの要点
1・内容を大まかに三つのパートに分けて、技族1文族1のペアを作り作業を進める
2・紹介して回るキャラクターはペアリングした技族と文族であると嬉しいです
3・イラストで必ず入れて欲しい項目は、紹介する場所の背景イラスト(ラフ3コマ目)、特徴的な場所、物、人いずれかを一コマで(ラフ4コマ目)、クローズアップしたい部分5コマ目~8コマ目まで
4・紹介して回る人物の他に、クローズアップパートに登場する案内役の秘書官さんがいればいいなぁと思ってます。
2008.02.19 Tue l 迎賓館 l top ▲
ソーニャの発言:こんばんは、小笠原ゲームに参りました。

芝村 の発言:記事どうぞー

ソーニャの発言:【予約者の名前】1000040:ソーニャ/ヴァラ/モウン艦氏族/スターチス:世界忍者国
【実施予定日時】実施2008年2月5日/開始時刻21:00~終了予定時刻22:00
【ゲームの種別】小笠原ミニゲーム
【イベントの種別(時間):消費マイル】
 ・ミニイベント(1時間):10
【召喚ACE】
 ・エミリオ・スターチス:個人ACE:0
【合計消費マイル】計10マイル
【参加者:負担するマイル】
 ・1000040:ソーニャ/ヴァラ/モウン艦氏族/デモストレータ:世界忍者国:入学済:10

ソーニャの発言:http://cwtg.jp/ogasawara/wforum.cgi?no=1273&reno=1161&oya=1161&mode=msgview


ソーニャの発言:こちらになります

芝村 の発言:イベントは?

ソーニャの発言:イベントですが、海法さん、テルさんがネコリスと一緒におとぎ話を聞くっていうのを見た事があるのですが

芝村 の発言:ええ

ソーニャの発言:以前ネコリスが出る場所として教えて頂いた、小泉八雲邸で私がおとぎ話を語り聞かせることで、ネコリスに会う事はできるでしょうか?

ソーニャの発言:実はおとぎ話を作ってみてそれをエミリオに聞かせてみたいなと思い

芝村 の発言:できるねえ。

芝村 の発言:2分待ってね

ソーニャの発言:ありがとうございます!

芝村 の発言:/*/

芝村 の発言:ここは熊本だよ

ソーニャ:「こんばんは、エミリオ今日はちょっと不思議な所に案内するね」

エミリオ:「?」

ソーニャ:「こっちなの、ついて来て」

エミリオ:「なんだか、アルカランドを思い出すね」

エミリオ:「なんでだろう?」

ソーニャ:「そうなの?ここは確か、アルカランドと同じ位の土地面積らしいって聞いた事はあるけれど」

ソーニャ:「ひょっとしたら、何か縁があるのかも」

エミリオ:「へぇ・・・・マーコ姫の祖国、か・・・」

ソーニャの発言:エミリオを小泉八雲邸へ案内します

エミリオ:「なんて書いてあるの?」

ソーニャ:「こちらは、”こいずみ やくも”さんって言う、作家さんの住んでいた場所よ」

エミリオ:「日本人?」

ソーニャ:「実は、外国からやって来たひとなの」

ソーニャ:「英語の教師として、日本に招かれて、この地で教鞭をとられたそうよ」

エミリオ:「あ。帰化人なんだね」

エミリオ:「英語名は分かる?」

ソーニャ:「とても、日本を愛して下さって日本でたくさんの本を書いたの」

ソーニャ:「確か、パトリック・ラフカディオ・ハーンって言うかたよ」

エミリオ:「KAIDANの人?」

ソーニャ:「その通り!」

エミリオ:「うわー。僕、読んだ事あるよ」

ソーニャ:「うふふ、ひょっとして怖かった?」

ソーニャ:「でも、今日は恐い話じゃないよ」

エミリオ:「?」

ソーニャ:「ここにはね、ある人から聞いたんだけれど、人の物語を聞くのが大好きな動物さんがいるんだって」

エミリオ:「てっきり、日本に恨みがある人かとおもってた」←外国人一般のハーンへの偏見

エミリオ:「KAIDANみたいだね。最後は食べられるよ?」

ソーニャ:「大丈夫、大丈夫」

ソーニャ:「あ、でももしそうなったらエミリオ私の事助けてくれる?」(ちょっと嬉しそう)

エミリオ:「うん」

芝村 の発言:エミリオは優しく笑った。

ソーニャ:「で、お話をもどすけれど、今日はおとぎ話を一つ用意したの、その動物さんたちと一緒に聞けたらいいなぁって思って」

エミリオ:「降霊術だね。分かった」

エミリオ:「ソーニャが言うなら。守るよ」

ソーニャ:「ありがとう、こんばんは、ネコリスさん、おとぎ話を持ってきました、よかったら一緒に聞いてくれませんか?」

ソーニャの発言:八雲邸の方を覗き込みながら

芝村 の発言:エミリオも並んでみてる。

エミリオ:「返事ないね」

ソーニャ:「そうねぇ………」

ソーニャ:「じゃぁ、こうかなぁ?」

ソーニャ:「にゃんにゃんちゅー」

芝村 の発言:キラキラ光った

芝村 の発言:遠くで。目がいくつか見えたよ。10個くらい

ソーニャ:「(あ、あそこかな?)」

ソーニャの発言:(小声でエミリオに言ってみます)

エミリオ:「そうみたいだね」

エミリオ:「お話してみる?」

ソーニャ:「うん」

ソーニャ:「どこか座りましょうか」

ソーニャの発言:失礼がないように座れる場所を探します

芝村 の発言:縁側に座った

芝村 の発言:エミリオは庭の石の上に座った。

ソーニャ:「こほん、それでは………」

ソーニャ:「“となりのりゅうじんさま”」

芝村 の発言:エミリオは微笑んでいる。ソーニャの顔を見てるよ。

ソーニャの発言:微笑み返しながら続けます

ソーニャ:「日本の竜は、水と関わりの深い存在なの、河や泉を守る守護神として、あるいは雨を呼ぶ神様としてあがめられる場合が多いわ、これから話すお話もそんな中の一つよ」

ソーニャ:「熊本の人里離れた山奥にその竜は水源を守ってひっそりと暮らしていたの」

芝村 の発言:エミリオはへぇと口だけ動かした。

芝村 の発言:エミリオはソーニャの横顔を見て微笑んだ。

ソーニャ:「かつては、人と共に暮らし川を守っていたのだけれど、時の政府の命令で、神仏を敬う事を禁じられてしまい、人里を追われてしまったの。」

芝村 の発言:エミリオは隣を見た。

芝村 の発言:ネコリスが一匹。座ってる

ソーニャ:「そして人は神と共に暮らしていた日々を次第に忘れていった。」

ソーニャ:「それから何年も、何十年も時が過ぎたある日のこと………」

芝村 の発言:ネコリスが2匹になってる

ソーニャ:「道なき道を歩き通して一人の男が竜のもとを訪ねてやってきたの」

ソーニャ:「男は、この山から流れる川の支流で、田畑を耕すどこにでもいる普通の農夫だったわ」

ソーニャ:「男の村はここ数年で川が干上がってしまい、水不足に悩まされ、村人達は途方にくれていたの」

ソーニャ:「男は、どぎゃんかせんといかん(どうにかしなくちゃいけない)って思って声をあげて立ち上がった」

芝村 の発言:エミリオとネコリスは並んでうなずいている。

ソーニャ:「村の長老は、かつて竜や神様を追い出した報いが来たのだと頭を垂れてつぶやいたわ」

芝村 の発言:ネコリスは5匹くらい。輪になって貴方を見ている

ソーニャ:「それを聞いていた男は、それなら俺が呼び戻しに行こうか?といって、一人で竜の住処へとやってきたの」

ソーニャ:「人里離れた竜の住処までの道なんてないから何度も山で足を踏み外しそうになっては、命からがらやっとの思いでそこまでたどりついた」

ソーニャ:「だけど話を聞いた竜は怒った、『人間たちの都合で追い出しておいて、今度もまたそなたたちの都合で私を連れ戻そうというのか?』と」

エミリオ:「人間は勝手だね」

芝村 の発言:ネコリスもうなずいた。ネコリスは20くらいいるよ

ソーニャ:「まったくそのとおりで、返す言葉もなく男はがっくりと肩を落として、帰って行ったわ」

ソーニャ:「ところが、その翌日」

ソーニャ:「男は再びやってきた、村で採れた作物を持って竜に献上しようとしたの」

ソーニャ:「それでも竜は動じなかった、むしろ聞く耳すら持たなかったわ」

芝村 の発言:エミリオはうんうんうなずいた。そりゃそうだろう

ソーニャ:「さらに翌日、また男はやってきた、竜はよくまぁこんな辺鄙な場所まで何日も通おうとするものだと半ば感心したものの、無視をきめこんだわ」

ソーニャ:「………どうせ何時かはあきらめるだろうと思って」

ソーニャ:「ところが、男は翌日も、その翌日も翌々日もやってきた。気がつけば一月のあいだ毎日欠かさず男は竜のもとを訪ねていたわ。竜は無視していたけれど、男は、竜の住む祠の前に座り毎日他愛もない話をしていったの」

エミリオ:「?」

芝村 の発言:エミリオとネコリスは互いを見た。

ソーニャ:「ある時は長老達から聞いた竜と人が一緒に暮らしていた頃の話」

ソーニャ:「ある時は村の祭の話、ある時は自分の子供が生まれた話」

ソーニャ:「ある時は、独楽を回して披露したり、旬のものが手に入れば上機嫌に竜の祠に供えて、また明日と言って帰って行く」

ソーニャ:「そうして男は雨の日も、あらしの日も一日と欠かすことなく竜の前に姿を見せにやってきました」

ソーニャ:「気がつけば季節が一回りしていました」

芝村 の発言:話を熱心に聴いてるよ。

ソーニャ:「それまでだんまりを決め込んでいた竜は男にこう言いました『何故こんな事を続けるのか』と」

芝村 の発言:なんか一人増えてるが、貴方は気付かない

ソーニャ:「男は答えました、長老達は昔、竜や神様がごく身近にいて近所のお隣さんの様に接していたと、ならば、あなたともご近所さんとして付き合って行こうと決めたのです、と」

ソーニャ:「竜は、しばらく考えた後、大声で楽しそうに笑いました、こんなに遠くにいるのにご近所さんとは、なんともおかしなものだと」

ソーニャ:「それからというもの竜は男と話をするようになりました、時には竜も自身の分身たる竜達の物語を語りました。日照りがあった村を救う為に命を投げ出し三つに裂かれた竜の話、欲深い兄弟を戒める為に木に宿った竜の話、あるいは遠い日のかつての思い出」

ソーニャ:「そして月日は更に流れて、男は孫が出来る年になっていました。髪は白髪が増え、顔や手はしわくちゃでしたが、毎日竜の元を訪ねては、楽しそうに会話をしていました」

ソーニャ:「しかし、孫が生まれたという話を聞いた翌日、男は何時になっても現れませんでした。竜は不安にかられながら一夜を過ごしました、翌日も、その翌日も男は現れません」

芝村 の発言:エミリオは顔をしかめている。

ソーニャ:「三日三晩待っても来ない男が気になるあまり、とうとう竜は祠を飛び出して人里に下り始めました」

ソーニャ:「そこで竜は驚きました、人を寄せ付けぬかのようにうっそうと茂っていた森には、男が長い月日をかけて踏み固めて作った道が出来ていたのです、迷わぬ様、所々に標や塚が立てられ、所々に休む場所も作られていました。」

ソーニャ:「男の作った道のお陰で竜は迷わず男の家にたどり着きました、竜が軒先から顔をのぞかせると、そこには病に伏した男が床についていました。」

ソーニャ:「竜の姿を見た男は、見舞いに来てくれたことを大層喜ぶと、自分はあの祠まで行く事が出来ない体になった事を詫びました」

ソーニャ:「竜は言いましたもう二度と、人里には下るまいと思っていたのに、そなたと過ごした日々に負けた、そなたの願い事を叶えよう」

芝村 の発言:エミリオは微笑んだ

ソーニャ:「するとどうでしょう、竜が這って来た道から水がこんこんと流れ出し一つの小川が生まれたのです、小川の水は、乾いてひび割れた田畑を潤しました」

ソーニャ:「男は、もう一つだけ竜に願い事を言いました、『我が家の隣の林を切り開いて、社を建てました。もしよければ、そちらにお住み頂けないだろうか、もう一度私達とご近所付き合いは出来ないでしょうか』と」

芝村 の発言:エミリオは拍手した。

ソーニャ:「竜はその願いを真摯に受け止め、社に身を置き再び人と共に暮らす事になりましたとさ。」

芝村 の発言:ついでに誰かも拍手した。

ソーニャ:「?」

ソーニャ:「わ、ネコリスさんがいっぱい………あら?」

芝村 の発言:なんか優しそうな外人が拍手していた。縁側にいた。

芝村 の発言:再び見ると、姿は消えている。

ソーニャの発言:(赤面)

ソーニャ:「聞いて下さってありがとうございます」

ソーニャの発言:消えたその姿を追いながら

エミリオ:「今の人だれ?」

芝村 の発言:ネコリスも拍手している。

ソーニャ:「きっと、日本を愛した人だと思うわ」

芝村 の発言:エミリオは微笑んで。そりゃそうだねといった。

芝村 の発言:/*/

芝村 の発言:はい。お疲れ様でした。

ソーニャの発言:お疲れさまでした~

ソーニャの発言:いや、エミリオやネコリスに喜んでもらえて嬉しかったですけれど

ソーニャの発言:最後は正直リアル赤面しました

芝村 の発言:怪談らしく(笑)

ソーニャの発言:うわ~

ソーニャの発言:畏れ多いです………

芝村 の発言:熊本では、後任の夏目漱石より人気あるんよ

芝村 の発言:五高の先生でね。

ソーニャの発言:漱石先生が不人気なのは意外でした

芝村 の発言:洋行帰りをはなについて、熊本人の鼻についた。

芝村 の発言:ご存知の通りだ。熊本の人間は熊本こそを世界の中心として振舞う

ソーニャの発言:あ、それは確かに嫌われる!!

芝村 の発言:それとくらべりゃ、ナンにでも興味だしてスケッチしたりメモしたり、辛子レンコンで泣いたりしてる外国人こそを愛するな。

ソーニャの発言:絶対好きになります!!!>からしレンコンで泣いてる

ソーニャの発言:ちなみにこちらの物語は私の祖母の祖父が、郷里の灌漑設備を整えるため毎日菊池から県庁まで歩き通して役人を説得して回った話を元に作らせて頂きました。

芝村 の発言:ははは。いい話だね。

芝村 の発言:当時の熊本はお金ないから、灌漑面積はほとんどふえてない

ソーニャの発言:ええ

芝村 の発言:時代背景考えるとすごいことだね

ソーニャの発言:祖母から、よくその時の話を聞かされておりました

芝村 の発言:なるほど。たしかに。郷土史に残りそうだ

芝村 の発言:はい。ネコリス評価は+1+1

芝村 の発言:ネコリス使いの人の評価は+2+1でした。

ソーニャの発言:Σネコリスから上がってる!?え、ネコリス使い!?

芝村 の発言:ははは。ネコリスとならんで古老の話を聞く外国人が昔いた。我々はハーン先生とよんでたがね。

芝村 の発言:では解散しましょう。お疲れ様でした

ソーニャの発言:おつかれさまでした、ありがとうございました

ソーニャの発言:秘宝館は1・1でよろしかったでしょうか?

芝村 の発言:はい

ソーニャの発言:ありがとうございます

芝村 の発言:ではー

ソーニャの発言:では、失礼します。
2008.02.05 Tue l 小笠原ログ集 l top ▲